バイク用リアボックスブランド「SHAD」

SHAD(シャッド)ブランドを展開するNAD, S.L(ナッド、以下NAD)は1973年にスペイン・バルセロナで設立されました。当初は自国メーカーであるDERBI(デルビ)、MONTESA(モンテッサ)、BULTACO(ブルタコ)、SANGLAS(サングラス)のバイク用シートやバッグのOEM工場からスタートし、その高い品質は創業当初より評価されてきました。
それは商品設計から開発、そして生産までのプロセスを自社で行うという徹底した品質管理と技術によるものであり、ISO9002の取得からも伺えます。
80年代にはPIAGGIO Espana(ピアジオのスペイン支社)のサプライヤービジネスをきっかけに、BMWなどの大手グローバルメーカー向けのデザイン性・機能性にこだわったトップケースの商品開発に特化したプロジェクトが始動。

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NADは世界的なバイク用リアボックスのサプライヤーにもなり、HONDA、YAMAHA、そしてSUZUKIといった日本メーカーへの商品提供も始まりました。
続けて90年代にもPEUGEOT(プジョー)、MBK(ヤマハフランス)などヨーロッパ内のビジネスパートナーを増やしました。
サプライヤーとして事業を続ける中「自社の技術で世界のライダーに喜んでもらいたい」と考えたNADはバイク用ボックスやバッグ、シートなどの製造ノウハウを自社商品として展開させることを決意。1992年に自社ブランドである、SHADが誕生しました。今では80ヵ国以上でSHADブランドは愛されています。

ここがNADの社屋で、商品開発やヘッドオフィスとしての業務が行われています。
左に写るのがJ・シコラ・ジュニアCEOです。